【もしサイコ・第四回】 あがれたらオメデトウ

過去記事

【第一回】もし接骨院の院長が「人前でのあがり克服」にサイコセラピーのアプローチを学んだら

【第二回】人前であがら「ない」のは難しい 

【第三回】何のために自分を「あがらせる」のか 

 

 

よし実験だ!

新しい入りだな。

 

 

 

 

その当日がやってきた。

なに!?

会場壇上には準備不足のお前。目の前には貴重な時間を割いてやってきた先生方。

む・・・。

テキストのブラッシュアップは進まなかった。伝えたいことが意識化できていない。

心の師匠が耳元でささやく「やれんのか」。

時間が迫ってきた。お前に注がれる期待感たっぷりの目、目、目。

「電気療法専門家、澤畑伸一郎先生です。よろしくお願いします」

うぎゃあああああああ!

 

 


澤畑伸一郎

「痛みだけでなく、弱みまで克服する接骨院」上水戸接骨院・整体院院長。佐々木の後輩。伸一郎の飲む水戸のコーヒーは苦い。


 

 

あがりたくない、あいや、落ち着いていたいと言ってるのにプレッシャーを与えてどうするんですか。

プレッシャーとな?

そうですよ。ほら、手のひらにうっすら汗が。緊張したあ。

前からそうじゃないかと思ってましたが、先輩とんだドSですな。

「ドレットノート級のサディスト」か。略さないとなんかスゲーな。

 

 

 

ところでプレッシャーを感じたお前を祝福しようと思う。

へ?

オメデトウ。

ありがとうございます・・・なんだこれ。

 

 

 

いま自分が準備不足で講義当日を迎えたことを想像したな。

無理やりね。

結果プレッシャーを感じて緊張性発汗という身体反応まで生じた。

そりゃフツーのことでしょうよ。

だからさ、講義当日でもないのにプレッシャーを感じて緊張したってことは

 

 

 

お前はプレッシャーや緊張をコントロールできるってことじゃないか。

おお!

 

 

 

例えばよ、これが前回言ったような「ウイルスの注射」とか「ボタンを押す」が原因だとする。

そうなるとお前のプレッシャーや緊張は絶対コントロールできない。

だがどうだ、お前は何もないところからプレッシャーや緊張を創造したではないか。

だからその逆にプレッシャーや緊張を消失させることもできる、と言っとるんだよ。

ははあ、先輩の言ってた「自分の反応は自分が決める」というのはこういうことか。

であるな。

 

 

 

すごい、光が見えてきた!

あとは本番でも自分を落ち着かせることのできるしかるべき方法があれb

お前は講義の時、人前で落ち着いて物事を伝える自分が好きだろう。

・・・はあ、まあ、そうですね。そうありたいです。

逆に講義の時、人前であがって物事を伝えられない自分は嫌いだな?

嫌いかどうか・・・。そういう自分ではいたくn

だからダメだって言ってるんだ!

やっぱりドS!

 

 

(つづく)

 

 

 

まとめ:自分で勝手に落ち込み、不安になり、イライラする人に祝福を。だってその状態をコントロールできるってことだから。

 

 

 

 

 

【ちなみに情報】

状態変化はNLPの十八番!

ICNLP認定 NLPプラクティショナー・トレーニング モジュール1 プラスBCB

佐々木 啓

公認心理師/ICC認定国際コーチ/同認定国際チームコーチ/同認定国際ライフコーチ   ■略歴:2011年 ICNLP(International Community of NLP)認定NLPトレーナー資格取得(英国) | 2014年 「心理療法を応用した子供への関わり方」をテーマに個人的に講演を始める | 2015年 ICC(International Coaching Community)認定国際コーチ資格取得(英国) | 2016年 北区堀船カンフークラブ設立 | 2019年 公認心理師資格取得 | 2023年 柳生心眼流兵術奥伝印可 師匠より“玄盛”を受命される