週イチで特別動画を公開している「新コロストップ無料動画キャンペーン」。4月は亀口憲治先生をフィーチャーして「なぜ、夏目漱石は小説を? 社会と家族の問題解決のヒント!」をお届けします(私、佐々木と川辺の動画で本編の前後をサンドしています)。
第一回目は「ケンカをしないために日本の夫婦がやってきたこと!」です。
この20数年、私は研修で様々な心理療法のワークを目にしてきました。そして、持ち出される悩みは人の数だけありましたが、行きつく先は幼少時期の父との、母との、家族との関係でした。その適切でない体験が成人した後にも尾を引いているのです。それは当たり前だともいえます。人は家族という共同体の中で個人になっていきます。それは濃厚な人間関係です。良きにつけ悪しきにつけ、影響を及ぼさないはずがありません。
そして、日本には日本の家族の在り方があります。「人の家のことには口を出さない」であったり、「家の中のことは表で言わない」であったり、日本人にとって家はある意味聖域です。欧米の家族療法をそのまま適用してもうまくいかない理由の一つはこの辺にあるのかもしれません。
そこで今回のテーマ、亀口憲治先生の提唱する「家族支援」という考え方が出てきます。
これは家族療法の理論と技法を日本の風土や文化で使いやすいようにアレンジしたものです。数分の家族との出会いを有効に活用するなど、苦難の物語を希望の物語に再編するなど、ナラティブセラピー的側面も持っています。
そして動画のメインタイトルにもあるように、夏目漱石が大きくかかわってきます。なぜ? どのように? それはこれからのシリーズで明かされていくでしょう。
今回は家族の最小単位である夫婦について。そして川辺家でおきた口論の理由とは?
どうぞお楽しみに!
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