「とうちゃん、ちゃんと仕事してる?」
チーム医療ラーニングの川辺です。
私は、子供たちからこんなことを言われます。
それは、私の仕事の仕方が固定化していないから。
近頃、テレワークが盛んになりました。
でも、私の仕事の仕方は、前からあまり変わっていません。
会社に行く時もあれば、家で仕事をする時もある。
そして、家にいる時は、アイディアを出したり、リフレッシュしたりするために、
公園に行ったり、散歩に行ったりもします。
もともと、毎日同じ時間に、同じ場所に行って仕事をする必要ない。
大事なのは、仕事の成果や質。
そのために柔軟で、創造的なやり方のほうが良いと思っていました。
最近、弊社で行っている「新コロSTOPキャンペーン!」も、そんな感じで始めました。
そんな仕事の仕方は、家族にとっても都合がよいみたいです。
「宅急便、受け取っておいて!」
「アマゾンで○○を頼んでおいて!」
「子供たちが帰ってきたら昼食の用意をして!」
そんな風に、私は利用されています。
この様な働き方は、ある出来事がきっかけで始めたものでした。
■ あれがなければ、今、どうなっていたのだろう?
ところで、最近、ある本を読みました。
お釈迦様の教えとして「六方拝」というものが書いてありました。
東に向かって、両親・ご先祖様に感謝。
西に向かって、家族に感謝。
という具合に、東、西、南、北、天、地の6つの方角に向かって感謝をするというもの。
「人間は、周りの人たちがいてくれることで、生かされている」
そんな真理が込められているとのこと。
改めて、私も、今の自分があるのは、色々な人のおかげだなと思います。
その中の1つ。
「本当に助かった! あれがなければ、今、どうなっていたのだろう?」
そう思う出来事がありました。
それは、今から10年ちょっと前のことです。
当時、私は親会社のチーム医療にいました。
もともと、コーチング、NLP、心理学などに興味がありました。
それらの研修を扱う会社ということで入社。
その道の専門家に間近に接することができ、教えも受けました。
そういう意味で、非常にありがたい職場です。
ところがです。
そんなハッピーな状況はそう長く続きませんでした。
■ それは大変なことだ!
なんと、妻が入退院を繰り返すほどの不調に陥ってしまいました。
そのため、妻の対応、幼い子供たちの育児、家の家事を私一人で行うことに・・・
そのためチーム医療の代表である梅本に相談しました。
「それは大変なことだ!」
梅本は、家族のことを優先できるように、働き方を柔軟に対応してくれました。
保育園の送り迎えのため、出社時間は遅めになり、退社時間は早めに。
妻の病院に行くために、週に1回は休み。
会社でなく家で仕事する日もありました。
逆に、子供たちを職場に連れてくることもありました。
それだけではありません。
本来、土日は、研修があります。
しかし、土日は子供たちの預け先がなく、研修に行けません。
研修を商う会社にいながら、研修の当日に働くことができないのです。
当初は数カ月ぐらいのことだと思っていました。
それが結果的に数年に。
■ 新コロSTOPキャンペーンはなかったかも・・・
そんな感じで、色々と助けてもらいました。
普通の会社なら、クビになるか、自ら辞めることになっていたでしょう。
そうならば、今の様に、皆さまにこのメールを送ること、「新コロSTOPキャンペーン!」を提供することもなかったでしょう。
今、思えば、未就学から小学校前半の可愛い盛りの子ども達と、密な長い時間を過ごせた。
それは、今も今後も、我々親子の関係に非常に重要なものだったと思っています。
男性では、こういった経験をするのはめったにありません。
子育ては、上司として、経営者として、働くうえで貴重な経験になります。
また、会社を通じて学んだ心理やコミュニケーションの知識やスキルは、家族との関係に活用してきました。
同時に、家族との密な関係は、それらの理解や活用にも活かされました。
また、外出して学びの場に出向けない経験が、ネットや通信講座の制作にも役立ちました。
つまり、仕事と家庭の両立ではなく相乗効果です。
ぜひ、日本の男性陣にも、積極的に育児・家事に関わって欲しいと思います。
その大変さも理解できるでしょう。
なにより家族と過ごす時間が増える。
是非、テレワークなどの柔軟な働き方がもっと進んで欲しいものです。
■ 仕事と家庭の相乗効果が出るように!
今、チーム医療ラーニングでは、私と佐々木の2人で仕事をしています。
もし、一緒に働く人が増えてきて、以下の様な人たちがいたら・・・
・幼い子供がいて育児と家事が大変な方
・要介護者や病気の方が家族にいる方
・家族との時間を大切にしたい方
仕事と家族の両立はもちろん。
相乗効果が出るような働き方ができる職場にしていきたい。
職場に限らず、直接、その様な人たちへの支援もできたらと思っています。
「六方拝」的に言えば、そんな今の自分があるのは、チーム医療時代の経験。
そして、お世話になった人たちのおかげです。
例の本にはこんなことも書いてありました。
「感謝にあわせて、どう恩返しをするのか?」
今、チーム医療では以下のキャンペーンを行っています。
恩返しの1つかなと思い紹介させてもらいます。