あけましておめでとうございます!
2018年、チーム医療ラーニングは本日から営業開始です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて。
「庭か?」
そう質問されたらあなたはなんと答えるだろうか。
答え:TPOが分からないので答えようがない
正解です。
時は今年の正月三が日。街が何とも言えない新春の感じに沈む晴れた午後。
所は東京からほど近い妻の実家。それに面した車も人も通る一般道。
状況はこの日大集合した妻実家一族の新年会。サッカーをする!と外へ飛び出していった甥っ子姪っ子わが子の見張り番である。
下は4歳から上は8歳まで。ボールを追いかけて飛び出さないように、道の出入り口を義弟と一緒にはさみ込む。
人や車がやって来るのにいち早く気づいて、子供たちを道の端に寄せるのもお仕事である。こんな感じ。
キーパー役など割り振られて遊んでいると、私の右後方からワンちゃんを連れた男性が道に入ってきた。
「おーい一旦ストップだよ~」
私が声をかけると同時に蹴られたボールがころころとワンちゃんの足元にたどり着く。そのボールを拾いながら「どうもすみません」と声をかけると、歳の頃50代のその紳士は私を睨みつけて一言
「庭か?」
「ご冗談を。もちろん一般道ですよ」
そのような答えを期待しているわけではないだろう。その男性はすたすたと歩み去り、道のあちら側の義弟にも「庭か?」と同じ質問を投げかけそのまま去って行った。
もちろん「このように自由にボール遊びをしているなんて、ここはあなた方の庭とでも思っているのですか?」の省略形が「庭か?」である。別に腹を立てるまでもないことだ。
それより驚くのは「想像力の欠如」である。
例えば私が取引先の重要人物である可能性を考えないのだろうか?
例えば私がとんでもない乱暴者でいきなり殴ってくる危険性を考えないのだろうか?
年末もどこかで男性同士がののしり合っているのを目にした。
居酒屋で居丈高に振る舞っている客も目にした。
そういうシーンにめぐり合わせると私はまず心配してしまう。
「多分自分だけは安全だと思っているんだろうな」と。
私は「システム」というものを信じている。私の行ったどんな小さなことでも、何らかのレベルでシステムに影響を及ぼさないものはない。それが体内システムか人間関係システムか共同体システムか、という違いはあれど。
忙しいときに営業の電話がかかってくることはよくある。そんな時私は相手が何を提案したいのかをすべて聞いた上で、「今回のお話はご縁がありませんので、あなたの貴重な時間を本当に必要としている方のために使ってください」と逆提案して電話を切ることにしている。
そうすると電話口の彼/彼女は恐縮し、お礼を述べてスッキリと話を終えることになる。
それが基本的な佐々木スタイル。なぜか。
だって、「いりません」ガチャンと電話を切られた相手がもう何百件と同じ目に遭っており、
自棄酒あおって運転した車が私や私の家族に突っ込む可能性だってあるじゃない!
だからその負の連鎖は俺が断ち切る!という気持ちで営業の電話に応対しているというわけ。
その甲斐あって私とその家族は無事に2018年を迎えることができた(本当か?いや検証方法はない・・・)。
他人に敬意を払うというのは、人生を俯瞰すると自分のためでもある。
そこには「こうしたら何が起きるだろうか」という想像力が必要なのだ。
そして他人に敬意を払う具体的方法の学びも。
Abe Wagner & Associates 認定
「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
~BCBベーシックコース」
交流分析&NLP&BCBのオリジナル技法で、実践的な対人スキルをお伝えします。